平凡

平凡

自分の話

ホスピス

ホスピスの思い出を書きました。

年末年始から誕生日にかけてのこと。そして、年賀状とラジオについて

年末年始、ラジオ(J-WAVE)と年賀状に救われたという話。

思い出をつづった手帳の、そのまた思い出

手帳を使っていた。バイブルサイズの赤い革手帳。フリーターを辞めるとき、職場の人たちが贈ってくれた。毎年、リフィルを入れ替えて使っていた。 リフィルは決まって、ウィークリータイプ。左側に月曜から日曜までの記入欄があり、右側はフリーのもの。 と…

「書く」ことについて、つらつらと

仕事で書くことにも満足しているけれど、なぜ、ブログその他を書くのか――。理由はいろいろあるし、ときどきそれについてここで書いてもいます。 いまはとにかく「一日ひとつぐらいは“自分の文章”を書いて、それを読んで寝たいなあ」という気持ちがあります。…

ときどきよみがえるそれは、「若き日の思い出」の顔をしている。

明確に後悔している。 人生でそう断言できることは多くはないけれど、パッと思いつくものがひとつある。 それは、「着付けをやめたこと」だ。 きものに憧れていた。 きっかけは、書店で出会った一冊のムック『KIMONO姫』。 KIMONO姫 1 ことはじめ編 (Shodens…

雪の日、北陸、甘い水。

東京に、雪が降った。 窓を開けると、街路樹に、畑に、向かいの民家の屋根に、白いものが積もっている。 キンと冷えてわずかに湿り気を感じる、雪の日特有の空気。 こんな日にいつも思い出すのは、もう10年近く前の年明けのことだ。 年明け早々、北陸に大雪…

現役ライターが語る、文章で悩んだときのTips

いきなりですが、恥ずかしいですね、タイトル。 でも、誰かの参考になれば! と思って書いてみます。 今回は、文章を書いていて行き詰まったときの、わたしなりの対処法を紹介します。 前提は「ひとかたまりの文章」を書いているとき。 箇条書きするタイプの…

大人になってわかる、写真入り年賀状のありがたさ

海岸沿いの道から、車は山間へと入る。 杉の木だろうか、針葉樹におおわれた斜面がつづき、やがてうねうねとした一車線の坂道沿いに、民家がぽつり、ぽつりと現れる。 古い家も新しい家も、どこも屋根が高く、がっしりとした作り。 能登の積雪に対応するため…

新年のご挨拶と2022年の目標

あけましておめでとうございます。 昨年は、すてきなブログに出会ったり、自ブログを読んでくださる方が増えたり、 ありがたい年でした。 テキストだけの「場」で、出会いやつながりができる。 なかなか得難いものだと思います。 今年もどうぞよろしくお願い…

自分の文章が下手過ぎて笑っちゃった話からの、結局、文章は中身って話

とにかく書く。 いろいろ書いてみる。 思い浮かんだら、断片でもいいから、形にしてみる。 ブログにつづってているような雑文も、何かの断片になるかもしれない(ならないかもしれない)文章も、とにかく思い浮かんだらなんでも書いてみる。 そんなふうに、…

つれづれと2021年を振り返る

表題通り、一年を振り返っていくだけのエントリーです。 1月~3月 4月~5月 6月 7~8月 9月~10月 11月 12月 その他、通年 1月~3月 正月。 今年は上京して以来、はじめて年末年始に帰省しなかった。 年末年始、ものすごーく仕事が進まず、気がふさがって何…

実家に電話をしたら、母が"煉獄さんの女"になっていた。

ある日、実家に電話をしたら、母が"煉獄さんの女"になっていた。 何気なく、「最近、映画見た?」と聞いただけなのだ。 なのに、返ってきた答えは、 「『鬼滅の刃』見たよ! もう14回かなあ。すっごくいいのよ~。煉獄さんがもう、カッコよくてカッコよくて…

2021年、タブレットにより、我が家に大電子書籍時代が到来した

道具が生活を変えることは、よくある。 大きな冷蔵庫を買って麦茶や出汁を作るようになったことは、その一例だと思う。 hei-bon.hatenablog.com 同じように、読書にまつわる習慣を変えてくれたのが、タブレットだ。 今年のはじめ、タブレットを買った。 Leno…

夢という「呪い」の究極の解呪法。『脱サラ41歳のマンガ家再挑戦 王様ランキングがバズるまで』

「夢を叶える」と人は言う。 そこに想定されているのは、「夢が叶う」「叶わない」のゼロかイチか。 ただ、大人になるとわかる。 この「夢が叶う」「叶わない」の間には、相当なグラデーションがある。 以前、こんなエントリーを書いた。 漫画家を目指してい…

追記あり 小説を書いたときに、役に立ったTips備忘録

追記 前のエントリーで、小説投稿サイトを利用して、驚いたことをまとめた。 hei-bon.hatenablog.com 起承転結がある小説を「書く」なかにも、当然、驚きや発見があった。 今回は、ストーリー作りに関する指南本を片手に、実作に取り組んだ。 そのなかで効果…

モノカキたちの桃源郷

「こんなところに……生き残っていたのか……」 流浪のすえに、絶えたと思っていた同胞を見つけた。 それもけっこうたくさん、しあわせそうに暮らしている。 そんな気持ちになったんですよ、いやマジで。 今年、いちばんインパクトがあった出来事は、 Web小説投…

実在フリーランスが語る! フリーな働き方の実態とは……!?

フリーランスのライターになって、15年が過ぎた。 取引先に恵まれ、少なくともひとり分の食いぶちは稼いでいる。 納期に追われ、とりたてた野望もなく、ときに金銭交渉をし、自己管理に敗れることは……ない……と言いたいが、しばしば……。 キラキラしてもいない…

コミュ力がなくても生き延びてくれ。低く、渋く、息長く

先週末、ライターの間で大きな話題を呼んでいたのがこの記事だ。 elabel.plan-b.co.jp 簡単にまとめると、 「大人のなりたい職業」を成人男女1231人にアンケートしたところ、 「ライター」が1位になったというもの。 記事にある、 《ライターといったらフリ…

書くことの不思議

何も書かれていないメモ用紙とペンのフリー素材 https://www.pakutaso.com/20210902249post-36518.html 「頭のなかにあるうちは傑作。書いたら駄作」 とは、創作界隈ではよく言われることば。 つまり、構想しているときは名作になりそうなのに、興奮して書き…

20年目のブーツと未来へ歩く

オフィス街の横断歩道を渡る人たちのフリー素材 https://www.pakutaso.com/20210337085post-34003.html ショートブーツのファスナーを上げる。 と、スライダー(つまみ)がファスナーから外れた。 「ありゃ」 もう捨てるか、と一瞬考える。 何しろこのブーツ…

「赤」に込めた祈りは、結果として叶えられたのかもしれない

今週のお題「赤いもの」 多色のカラーペンのフリー素材 https://www.pakutaso.com/20210927249post-36520.html 答案用紙はいつも真っ赤だった。 原稿用紙を模した答案用紙には、見知らぬ中高生が書いた小論文。 鉛筆書きで、筆跡はさまざま。 わたしは万年筆…

絶滅危惧種、その名は“紙”ライター

ノートパソコンの前でお座りして固まる猫のフリー素材 https://www.pakutaso.com/20210942245post-36490.html そのツイートを見たとき、自分が絶滅危惧種になったことを悟った。 久々に「婦人画報」を手にとると、ほぼすべての写真キャプションが文字数ピッ…

また新しい夢を見る

都会のマンションと雲空のフリー素材 https://www.pakutaso.com/20200539128post-27326.html はてなブログ10周年特別お題「10年で変わったこと・変わらなかったこと」 10年前の春、わたしは引っ越しをしていた。 ひとりには広すぎる2DK。 郊外の格安物件。 …

ホンモノとニセモノのはざま、あるいは「13日の金曜日」から「ジャンク」まで

フリー素材ぱくたそ(www.pakutaso.com) photo by すしぱく 人はなんのためにホラー映画を見るのだろう。 安全な場所で、スリルを楽しむため? だとしたら、なんのためにスリルが必要なのだろう。 どきどきすることで、生きていることを実感できるから? す…

インターネットの片隅に

そのホームページにどうやってたどりついたのか、もう覚えていない。 なつかしのHTML手打ちタグで作られた「いたばしのホームページ♪」。 トップページにいくつか並んだバナーから、「掲示板」をクリックすると、 多くのひとが集まり、他愛ない世間話や仕事…

コンビナートを見て育った

コンビナートを見て育った。 朝日は赤と白に塗り分けられた煙突や、巨大なガスタンク、複雑に絡み合った金属製のパイプを照らして昇るものだった。 近所には公害被害者のための療養施設があり、小学校で習う地域史でも、公害問題は大きくあつかわれていた。 …

三月の夕日

「時間は一方向に進んでいて、不可逆なものである」。 当たり前すぎるほど当たり前のことが、理解できていなかった。 それほどに、若いというより幼かった。 「もう、この夕日も見られへんのやなあ」 自転車を止めて、兄が言った。 兄とわたしの視線の先、 …

花束を持って保護猫カフェなんて行きたくない

保護猫カフェに通っている。 猫は生きものなので、当然、ときどき死ぬものもある。 体調を崩した猫は別室などに移され、店のスタッフに手厚く看護される。 ある客は寄付をし、ある客は療養食を贈り、たいていの客は祈る。 運よく快復するものもいれば、命を…

ネット普及以前、わたしたちはいかにして買い物をしていたのか

ネット普及以前、我々はどうやってモノを探していたのか。その記憶。

ここにいるのが好きだ

COVID-19のために、世の中はたいへんなことになった。 そんなときに「生き方を見直せた」と言うのは好きじゃない。 フェアじゃない、ように感じてしまう。 それでもやはり、世の中が変わると、ものの見方は変わる。見直さざるを得ない。 春、仕事が激減した…