突然ですが、寒いのって嫌じゃないですか? 日が長くなってきたとはいえ、日照不足のせいか、無気力が加速しております。そんなときに思うのは、「もうお布団かぶってインスタで農場の餌やり動画だけ見ていたい」ってことです。
そう、SNSがあれば、遠い国の農場の餌やり動画も見られちゃうんです。
最近のInstagramは優秀で、ドンピシャ好みのアカウントをおすすめしてくれるので、フォロー数は増えるばかり。というわけで、わたしが日ごろのぞいているインスタアカウントを紹介していきたいと思います。
テーマは「異国の暮らしが見えるアカウント」。
ほかにも国内外問わず、秘蔵の猫ちゃんアカウントや、わたしが大好きな犬種・シェパードをはじめとするワンちゃんアカウントがあるのですが、今回は紹介しません。
また、わたしは犬猫の飼い方に関して、国内では「室内飼育」「猫のお散歩反対」「人間の食べ物はやらない」がポリシーですが、海外の動画や画像を見るときは、そのへんはあまり考えないようにしています。文化も住環境も違うので。
農場系
Juggling Daisies Happy Animals(インスタ @jugglingdaisies)
のっけからマニアック路線ですが、タイトルはここから来ているので。おそらく北米の農場。よくインスタライブをやっています。金曜日は、「ハッピークッキーフライデー」で、餌やり動画が定番。バッファローとかでかい犬とか豚とか猫とか、とにかくいろんな動物が暮らしています。犬とか猫とか屋外が当たり前な感じなので、どうなのー!? と思うのですが、その辺は海外の農場なので……。
一発目から恐縮ですが、なぜか埋め込みが上手くいかないのでこちらを。
https://www.instagram.com/jugglingdaisies/
英語なので何しゃべっているのかわからないけど、動画をついついダラダラ見てしまいます。「違う国の、ぜんぜん違う日常」が見られるのがいいのです。英語圏の人の、カラッと明るい雰囲気もよいです。
Good Enough Farmette(インスタ @goodenoughfarm)
たぶんアメリカにある農場。どうも保護動物たちと暮らしているっぽい。
ここの看板息子(?)は、なんといってもアヒルのHemingway。何かといえば人間にガァガァ話しかけ、ほかの動物にカメラを向けると「俺を撮れ」といわんばかりに映り込む。目を離すと餌の袋に頭を突っ込んで止まらず、ほかの動物は好きじゃないらしく、さりげなく犬をつついて追い出そうとする。この傍若無人ぶりを見ていると、「小さなことで悩むのはやめよう」と思えます。
最近は、彼女(?)のMinervaが加わり、傍若無人ぶりが加速しています。
Hemingwayが登場する動画はめっちゃうるさいので、音量注意でお願いします。
ニンゲン大好き。
犬を攻撃しようとするHemingway。「草食ってなさい」みたいなことを言われている。
Hemingwayについて、時折「sassy(生意気、ずうずうしい)」という英単語が使われます。このアカウントを見ていると、体感的にその意味を理解し、身に着けることができます。覚えてどうするんだって単語ですが……。
Line Laagasken 🇳🇴(インスタ linelaagasken)
馬たちと暮らすノルウェイの親子。母娘動画が中心。乗馬動画を見ているだけで楽しいですが、着ぐるみかぶっての乗馬など、ネタ動画も多し。センスが北米とは微妙に違います。危なくないの~!? と思うこともあるのですが、彼らにとってはこれが生活なので、大丈夫なのでしょう。
ポニーと娘さんは仲良し。これはお店屋さんごっこ。
恐竜が馬に……?
謎の寸劇。わたしはこの動画を多くの人に見て、そして戸惑ってほしいのですよ……。
マジお姫様。たまにこういうキメた写真も投稿されます。
パパもカッコいい!
Joar Berge(インスタ moustache_farmer)
えっ、牛ってこんなに人間になつくの???? 常に牛になつかれているアカウント。ドイツです。
でっかい猫科動物が見たーい!
big cat rescue(インスタ bigcatrescue)
アカウント名通り、大型猫科動物のための保護施設。アメリカ。虎、ライオン、ボブキャット、サーバルなどが暮らしています。「とにかく巨大な猫科動物が見てえよおお」「日本の動物園アカウントだけじゃ物足りないんだよおお」という人はフォローするよろし。ボブキャットが恒常的に見られるのは貴重ですよ。動画は少な目。しょぼん。
動画が見たいときは、マイアミの動物サンクチュアリ「Zoological Wildlife Foundation」のアカウントとか見てます(インスタ zwfmiami)。こっちは猫科以外もいろいろいます。
「big cat rescue」に限らないのですが、アメリカの巨大動物保護施設では行事が大切にされている印象。クリスマスはプレゼント包み風のものをおもちゃとして与えたり(ビリビリにされる)、感謝祭前後はターキー(もちろん生肉)をあげたり、ハロウィン前後になると巨大なオレンジ色のカボチャがトラックで運ばれて動物たちに与えられ、それが破壊される様子が見られます。
これはクリスマス。
ボブキャットはみんないい顔してる!
こういう顔がタイムラインに流れてくる。それだけで価値があるんですよ……。
犬と世界を歩こう!
I AM KING RASTA 🇨🇭(インスタ rastawhiteshepherd)
白いシェパード・ラスタ君がスイスをご案内。あまりの絶景っぷりと、ラスタ君がときどき振り返るようすに、「死後の世界を見ているのか……」という気持ちになるのはここだけの話。
これは控えめな絶景です。でも、死後の世界がこんなだったら悪くないですよね。
Saltie & Lars(インスタ saltie_and_lars)
アメリカはブルックリンに暮らす犬のSaltieと猫のLars。ちょっとふくよかなSaltieが、散歩先で多様な人種の老若男女にかわいがられている様子は、まさにアメリカ。アメリカの下町、ブルックリン! って感じがして、その雰囲気を楽しんでいます。Larsとの仲睦まじい様子もほほえましい。
ただ、このアカウントに限らず、海外のアカウントは、犬でも猫でも、人間の食べ物を与えることにはゆるめ。
こういう「Saltie愛され街角ショット」が多いです。
これはSaltieが散歩の途中によく行っている日用品店。ここには茶トラの猫ちゃんがいるのですが、Saltieは好かれていません。
猫のLarsとの距離感も好きです。
LABsurdity DOGumented(インスタ dognamedstella)
破壊衝動の限りをつくすラブラドールStella。落ち葉に飛び込み、雪だるまを見れば激突して破壊! とにかく激しい! 飼い主さんも悪ノリして楽しんでおり、「雪だるまにあなたの顔写真を貼り付けて、それをStellaが破壊します」みたいな募集をしていたことも。Marvelは後で来た子。2匹はそっくりだけど、過激な行動に一歩遅れを取るのがMarvelと思えば間違えがない。ラブラドール観を変えるアカウント。
ただ、飼い主さんが率先して落ち葉に飛び込んでいたりして、「危なくないの、ヒェ~」と思うことがあります。そういうノリも含めて、海外を感じるアカウント。あと大自然!
雪だるま破壊動画
落ち葉飛び込み動画まとめ
北欧系猫アカウント
猫ちゃんが跳んでいる画像が見たい!? 森を駆け回る猫ちゃんが見たい!? なら、ひとつはインスタで北欧の猫ちゃんアカウントをフォローするべきです。
Sämpy(インスタ sampycat)
躍動感溢れすぎてるフィンランドの猫ちゃんアカウント。
Primus(インスタ primuscat)
ノルウェイの猫ちゃんです。キリッとしてる。
北欧の森×猫。魅惑。
Rackarkatten(インスタ rackarkatten)
北欧系の猫ちゃんアカウントって、こういう「走ってる画像・動画」がなすごく充実しているんですよ。これは「外に出してる人が多い」という環境以上の、何か地域性を感じます。今回紹介した北欧系猫アカウントすべてが随時「走ってる動画、画像」をアップしています。
異種族仲良し系
🐕Lilo 🐕Infinity & 🐈Rosie(インスタ lilothehusky)
ハスキー犬と猫の超有名アカウント。猫のRosieはハスキーに育てられているせいか、姿勢とか表情が犬より犬っぽい。胸張って、ムン! と前を向いてます。小さい頃から犬に囲まれて育った猫全般にこの傾向が見られる気がします。
Cricket and Mo(インスタ cricket.and.mo)
犬猫仲良しアカウントの決定版。アメリカ。犬のCricketと猫のMoはお隣さん同士の飼い犬&飼い猫。しょっちゅうお互いの家や庭に遊びに行ってはくっつきまくっているんですよ。緑の芝生がある庭で、夕暮れ時のフェンスの上下で、あるいはどちらかの家のリビングで、2匹が並んで歩いたり、猫が気まぐれにスリ~ッとしている様子は、胸がいっぱいになります。ずっと元気に、仲良くしていてほしい。
Ginger Cat & Vizslas(インスタ ginger_cat_and_vizslas)
黒猫のNerien、茶トラ(英語でginger cat)のKelvin、犬のJoule & Teslaのアカウント。ペットカメラの動画多め。4匹のてんやわんやの日常。たしかカナダ。わたしのお気に入りは、猫のKelvinが犬のJoule にくっつきまくって微妙に嫌がられている動画でした。「あ~猫って勝手!」なんて思っていたのですが、月日が経ち、なんだかんだとKelvinと犬たちの仲は進展。アイコンについて、「皮肉利いてるゥ!」と思ったのも過去のこと。いまはあまり嫌がられていません。そんな変化を感じるのも楽しいですね。
アカウント名のvizslasは、「ショートヘアード・ハンガリアン・ビズラ」という犬種をさすそう。しかし、あくまでJouleとTeslaは「ビズラ風」で、血統書付きとかではないとのこと。みんな保護犬猫です。
猫のKelvinと犬のJoule の絶妙な距離感、空気感。
猫の悪いこと動画もこのアカウントの華。
Ducks make great pets(インスタ ducksmakegreatpets)
アカウント名がすべて。アカウント名で勝ってる。アヒルとゴールデンレトリバーの仲良しアカウント。インスタで動物アカウントをチェックするようになってから、Hemingwayに限らず、アヒルはやや強引、と学びました。
動物ニュース総本山
The dodo
「for animal people」のキャッチ通り、アメリカの動物ニュースよろずサイト。
わたしはTwitter(@dodo)が好き。なぜなら、3分前後の短い英語字幕付き動画がたくさん上がっているから。日本語コンテンツだと「読むほうが早い!」と思うのですが、英語はわからんので、字幕付き動画が楽しいです。内容は「保護動物がこんな風に幸せになった!」が多いです。
少し前のものですが、わたしはこの動画がいちばん好きです。まず、大きな山火事で生き延びた子猫に「Vulcan」と、ローマ神話の火の神の名前を付ける。そのセンスに北米を感じます。
保護されたばかりの子猫は火傷を負っていて痛々しいですが(なので、閲覧には少し注意が必要です)、その瞳の強さに、その後の勇敢で好奇心旺盛で活発な姿に、「ああ、猫は常に全力で生きているだけなんだ」との思いを新たにします。
This guy found a tiny kitten in the rubble of a huge fire — and promised to make him a part of his family if he survived 😻 pic.twitter.com/ldtPsBW61y
— The Dodo (@dodo) 2018年11月1日
dodoを見ていると、veterinarian(獣医)とかmalnourish(栄養不足)とかadorable(かわいい)とかpurr(ゴロゴロいう)とかsnuggle(心地よく横たわる)とか、動物関連の単語「だけ」は覚えます。
強すぎる生き物愛ゆえ、たまに虫とか爬虫類とかも取り上げているので、苦手な人は注意。
以上。かなりマニアックなものもふくめ、世界の暮らしが垣間見える、インスタアカウント集でした。めっちゃ長くなった!
皆さんもおすすめのインスタアカウントあったら教えてください!
実をいうと……昨日から、ウクライナ情勢のニュースで参り気味。2022年になって、ロシアがこんな強引な口実で侵攻を行うとは、ショックでなりません。こんなときは無関心にはならず、しかし、自分ができる目の前の日常のことをしっかりやっていくしかないし、それが一番大事なんですよね。わかっちゃいるけど……。というわけで、現実逃避も兼ねてのこの内容での更新でした。では!