平凡

平凡

土曜なので、ブログ更新しているうちにわかってきたことなどを

なにげなく使うことばって、無意識が出るもの。

わたしはプライベートで書くことについては、「ついつい書いちゃう」と言ってしまうのです。

 仕事以外にも書いちゃうなあ、なんでだろ。そんな感じ。

 

 

このブログをはじめたのは2015年秋。

2021年秋ぐらいまでの記事数は150ぐらいだったかな? すごく少ないですよね。

2022年は1月から6月半ばまでで、76記事書いています。

 

前も書いたとおり、ブログの更新頻度が上がったことと、小説投稿サイトに作品投稿をしたことには密接な関係があります。

要は「連続更新することにより、読んでくれる人が増える」ことを肌で感じたんです。それも、ちゃんと読んでくれる人が。それと、流行のジャンル外であっても、読んでくれる人は少数であってもいること。

以前は小説もブログも、アウトプットはすべて「更新頻度が低くても、クオリティが高いものをアップしよう」と心のどこかで思っていました。でも、いまのわたしの実力ではそれって現実的じゃないとも気づきました。

更新頻度が落ちたら、よほどの手練れか実績がないかぎり、まず見てもらえません。次に、頭の中で練っているだけでクオリティが高くなることはまずないのです。思いついたら書いて、できれば人目に触れさせる。そのサイクルは、信じられないほど自分を前に進めてくれます。書こうと思って頭の中だけにとどめておいたことは、たいてい鮮度が落ちていくだけ。

つまり、「更新頻度低く」「クオリティの高いものを上げる」。このふたつは矛盾しているんです。すくなくともわたしぐらいの力だと。

 

そういう経験をしたこと、日常的に自分の文章を出力しないと落ち着かなくなったことから、ブログを頻繁に更新するようになりました。

もうネタを頭の中で腐らすのはやめじゃー! というわけです。 

 

ところで先日、 はてなブログアクセス解析を見ていたら、Googleからの流入において、『ミッドサマー』の感想記事の順位が上がっていました。

『ミッドサマー』が超おもしろかったけれど、なんでおもしろいのかわかんないので考えてみた - 平凡

調べてみると、なんとGoogleで「ミッドサマー おもしろい」で検索するとうちのブログがトップに出てきたんです(当時)。

ただし、PV自体は外からみたらほんとうに大したことはありません。

IT講師に「この順位でこのPVは異常だから、書き方を早急に変えたほうがいい」と言われるレベル。

ほかにもGoogleからの検索流入で長く読んでいただいている記事がいくつかあり、だいたいが何かの感想記事です。

しかもそれなりにしっかり読んでいただいているっぽいのです。

日常を書いた日々の記事も、解析を見る限り、やはり読者の方にしっかり読んでいただいている感触があります。

本当にありがたいことです。皆様、ありがとうございます。

 

ブログを読んでくださっている皆さまはおわかりだと思いますが、このブログ、世間で言われている「良きブログの書き方」のほとんどをガン無視しています。

画像はアイキャッチ的な1枚以外はほぼ貼り付けない、見出しも不要なら入れない、それでいて長いと4000字。とにかく書くことを重視。

こんなスタイルでも読んでくださる方がいる。それは大きな感動でした。

 

と書くと、平凡さんのブログはすごくPVがあるのねーと思われるかもしれませんが、数だけ見たら「これでよく続けているな」と多くの人が思うはず。

ブロガーヒエラルキーみたいな図を見たことがあるのですが、その最底辺を抜けないぐらいのPV。

でも、わたしにとってはすごいことなんです。

特化したジャンルもなく、お役立ち情報が掲載されているわけでもなく、そのときに書きたいことだけを全力で書いて、読まれている感触がある。

 

手ごたえを感じたことで、はじめて「書いちゃう」「けど、それもまたよし」と思えるようになりました。

それと、こうして書きつづけることで、何か次のことにつなげていけるかもしれないなとぼんやりしたビジョンが浮かんだんです。

それは、このブログで直接アフィリエイトをするとかではなく――。

たとえばあるジャンルについて、「何か推しがあるなら、レビューみたいなものを書いてみない」と誘われたことが何度かありました。いままでは「そういうのは書けない」と思っていたんですね。でも、ゆるいレギュレーションのものなら、何か書けるかもしれない、と思えるようになりました。

 

わたしはやっぱり、「文章をしっかり書く」「それをしっかり読んでもらう」ことにしか価値を見いだせないというより――それ以外がよくわからないんです。

ブログで本当に稼ぎ、いわゆる「ブログ飯」をしている方々は、わたしがいつも言っている「文章は中身だ!」の、「中身」であるところの情報をきっちり発信しています。

でも、そういうのは「すごい!」と拍手をしても、他人事になってしまう。

 

自分がいままで仕事上で積み上げてきたものと、ブログのかけあわせで何かできるかもしれない。ふんわりとそう思っています。

そこには月収何十万円! みたいな「稼ぎ」に関した夢がある話は転がっていません。

でも、好き勝手に書くことを通じて得られたもので、いまあるものをちょっとだけでも補強できるかもしれない。それってじゅうぶん夢がある話です。

無理にビジネスに絡めなくてもいいんですが、先日も取引先の媒体がひとつなくなりましてね……ふふ……。

劇的に何かを変えるのではなく、なんとか紙媒体ベースで培ったものの上に何かを足すことで、今後のキャリアを築いていきたいなーっていう気持ちがあるんです。そことちょっとつながるところがありまして。

 

具体的なものは何もありませんが、「つづけることで、どこかへ連れて行ってくれるかもしれない」という予感が芽生えた。そのことがうれしく、活力を与えてくれます。

 

と書きましたが、今後もやることは変わりません。書きたいことを、全力で書いていきます!

とはいえ、もう少し視覚的に読みやすい工夫は勉強していこうと思っています。『神・文章術』について書いた記事(本と本が接続し、エンジンが駆動する。本棚はピットでもあるのかもしれない。 - 平凡)とか、同じ内容であったとしても、せめて引用を線で囲んだらすっきり読みやすくなると思うんですよね……。

 

そんなわけで、今後もこんなスタイルでやっていくと思いますが、皆様お付き合いのほど、どうぞよろしくお願いいたします!

 

画像《和室内から眺める新緑の庭のフリー素材 https://www.pakutaso.com/20220200040post-38805.html

なんとなく室内から見ている窓の外の風景って「わかった」感じがするので……。