こんにちは。平凡です。日々ネット上に誰得テキストを放流しております。
が、たまにはお役立ち実用情報を載せようと、この記事を書くに至りました。
名づけて、「ニッチすぎて細かすぎて、やっぱり誰得暮らしの耳より情報」。
第1回は、「わたしの/僕の手が入る麦茶ピッチャーはどれ!? ついでにいうと絶対ガラス製でなきゃイヤ!」です。
- ガラス製ピッチャーがほしい、しかし手を突っ込んで洗浄できない商品が多い!
- 夫婦それぞれの手のひらサイズ
- 1.HARIO「かご網付き水出し茶ポット」
- 2.HARIO「冷蔵庫ポットスリム」
- 3.無印良品「耐熱ガラスピッチャー」
- 4.HARIO「水出し珈琲ポット」
- こぼれ話1:そもそもこういう商品なんて呼べばいいの問題
- こぼれ話2:食洗機仕様に関するエトセトラ
- まとめ
ガラス製ピッチャーがほしい、しかし手を突っ込んで洗浄できない商品が多い!
ある日、プラスチック製の麦茶用ピッチャーを割ってしまった平凡家*1。
割れたピッチャーは縦にしても横にしても置ける優れものだったけれど、やっぱりプラスチック製は茶渋が多少つきやすいし、横にしても漏れないぶん、構造が複雑でお手入れがちょっとめんどう。パッキンが多いのよ……。
ここはガラス製に切り替えようともくろんだわけです。そこで直面したのが、「ガラスのピッチャー、手(腕)を突っ込んでゴシゴシ洗えない問題」なのであります。
とはいえ、わたしはたいていのピッチャーに手が入ります。問題は夫。
気になる商品を見つけたら、まずはヨドバシやAmazonなどでレビューをチェック。
レビューにはしばしば「手や腕が入ったか、入らないか」が書かれています。言及しているのは、男性とおぼしきユーザーが多いです。みんな悩みはいっしょ!
そういったレビューは参考になりますが、その人たちの腕の太さがどうなのか? は書いてありません。性別も推測に過ぎません。
服の通販と同じく、もうちょっと具体的なレビューがあったらなあ、と思ったのです。
「身長150センチのわたしにとっては、マキシワンピースどころか床がぞうきんがけできてしまう丈。残念だけど返品します」
ぐらいのものでいいので……。
そこで、夫とわたしの利き手(右手)の「いちばん幅が広いところ」「洗い物をするときの、すぼめた手の幅」を計測。
使ったことがある各ガラス製ピッチャーの口径と、「手が入った」「入らない」を記載することで、「これぐらいなら手を入れて洗える可能性がある/ない」の目安にしてもらおう、というわけです。
また、夫はやせ型ですが、手は骨ばっているタイプ。腕の太さにより変わってくると思うので、あくまでご参考に。
また、同じようなピッチャーでも使い心地には差があったので、おすすめポイントも書き加えています。
えっ、柄付きブラシで洗えばいいって? ズボラ人間が、柄付きブラシの管理なんぞできるわけないじゃないですか!
夫婦それぞれの手のひらサイズ
イラストで失礼。
自然に開いた状態で、手のひらのいちばん幅が広い部分を計測。
あれ……計測したのは手の甲側からだったかな。どちらでもサイズ的には同じってことで!
夫:11センチ
わたし:9センチ
スポンジを持つこと前提に、すぼめた状態。
計測はメジャーを机に置き、そこに手のひらを置いて行いました。
夫:8センチ
わたし:6.9センチ
1.HARIO「かご網付き水出し茶ポット」
(1200ml・HCC-12DG)
手を入れて洗えるか:夫〇 わたし〇
スペック上の口径:8.8センチ
実測上の口径:8..5センチ
高さ:29センチ
1650円(実勢価格950円程度)
水出し出汁用に購入。本来は、付属の茶こしに茶葉を入れてアイスティーを作るためのものです。出汁を取ってないときは、茶こしを取って麦茶を作ることもあります。
結論からいうと、夫の手が入るのはこの商品だけ。優勝です。
口径がほかよりやや大きいことに加え、「かご網」がついているぶん、胴にくびれがないところがポイントなのでしょう。
2.HARIO「冷蔵庫ポットスリム」
(1400ml・RPBN-14-NV)
手を入れて洗えるか:夫× わたし〇
スペック上の口径:8.1センチ
実測上の口径:割ったためデータなし
高さ:28.8センチ
990円(実勢価格700円程度)
クオリティ・オブ・麦茶を爆上げ!
夫の手は入りませんが、「冷え冷えで美味しい麦茶が飲みた~い!」と思ったら、これが最良。このピッチャーで麦茶を作ると、味が違うんですよ。
夫も同意しつつ、「気のせいだよ」などと申しておりますが、わたしはガラスの厚みや形状が微妙に他の商品と違うのかな? 冷え方が違ってそれが味に影響しているのかな? と推測しています。
割っちゃう恐怖に打ち勝ってガラス製のピッチャーを買ってよかった~と思える商品ですが、割りました。恐怖には打ち勝てても、うっかりミスには勝てない。それが人間なのです。
夫の手が入らなくていいなら、これをリピートしたい気持ちはあります。
割ってしまって口径の実測値がないのが残念です。
使っていたときの記憶では、「1」の商品とあまり口径が変わらないように見えるのに、夫の手がなんで入らないんだろう、不思議だなあという印象でした。
あらためて数字にしてみると、夫の手が入る商品との口径の差は、メーカー公表の数値で0.7センチ。これが「入る/入らない」の明暗を分けるのか~と驚きます。いや、0.7センチってけっこう大きいか。
3.無印良品「耐熱ガラスピッチャー」
(約1リットル)
手を入れて洗えるか:夫× わたし〇
スペック上の口径:8.5センチ
実測上の口径:8センチ
高さ:25センチ
590円
以下の埋め込みリンクに商品サムネイルの表示があるので画像は貼りません。
いかにも無印良品! ミニマル!
いま使っているのがこれ。
夫の手が入らないことをのぞけば、わたしはかなりお気に入りです。
冷え冷えの麦茶クオリティは「2」に軍配が上がるのですが、何よりお手入れがしやすい!
ふたの形状がかなり単純で洗いやすく、1リットルと容量が少ない反面、腕が底まで届きやすく、ゴシゴシ洗いやすいのです(高さ25センチ)。腕が短めなわたしにとって、これは思わぬメリットでした。ゴム手袋に水が入ることを恐れずに洗えるなんて!
1リットルなのですぐ飲み切ってしまいますが、洗うときのハードルが低いぶん、「ガンガン洗って回してこ!」って気分になれる。
夫の手が入ったら複数本買っていたと思います。
あまりにもシンプルで毎回「落とさない?」と不安になりますが、プラスチックのハンドル付きのピッチャーですら取り落としたことがあるので、まあ何でも一緒でしょ、と開き直って使っています。夫は落としてしまうことをかなり恐れています。
それと、パッキンがわりとゆるいです。最低限、注ぐときに漏れなかったらいいかなと思っています。
※2022年6月27日追記
4.HARIO「水出し珈琲ポット」
(1000ml・MCPN-14R)
手を入れて洗えるか:夫× わたし〇
スペック上の口径:8.8センチ
実測上の口径:
高さ:29.4センチ
1650円(実勢価格990円程度)
「1」は水出し茶用でしたが、こちらは水出しコーヒー用の商品。
麦茶によし、出汁によし、たまには水出しコーヒーも入れちゃうかも~♪ と思って購入。
が、「1」と公式のスペック口径が同じなのですが、夫の手は入りません!
「1」の寸胴フォルムが珍しいんでしょうね。
ほかにも「1」とは持ち手の形状、ふたがずっと固いなどの違いがありました。
今年は水出しコーヒーを作ることで、「買ってよかった~」と思えるようにしてきます!
こぼれ話1:そもそもこういう商品なんて呼べばいいの問題
こういった商品は、名称が思った以上にバラバラ。わたしは「麦茶ポット」と呼んでいたのですが、それではネットショップの検索にはほとんど引っかかりません。
「冷水 ピッチャー」で検索する、もしくはショップのカテゴリー「キッチン用品・冷水筒、ピッチャー」を覗くといちばんたくさん出てきます。
この記事のなかでは「ピッチャー」と書いていますが、なんだかあれ、ピッチャーと呼ぶのはしっくりこないんですよね。
それと、「1」で紹介した茶こし付きの商品は、HARIOの公式サイトでも、ネットショップでも「冷水筒・ピッチャー」カテゴリーではなく、「ティー関連用品」などのカテゴリー。うちの水出し出汁は鰹節と昆布を使うので、鰹節を入れる茶こしがあったら便利だろうなと検索していて見つけました。
こぼれ話2:食洗機仕様に関するエトセトラ
今回紹介した商品は、すべて食洗機使用可(無印は「食洗機の説明書をよく読んでお使い下さい」とのこと)。
一度、「1」を食洗機にかけて洗ったことがありますが、割れることもなくきれいに洗い上がりました。ただし、ふたはプラスチックなので、別洗いです。
まとめ
たった3商品ですが、これからガラス製ピッチャーを買うときの参考になりますでしょうか。
ここまで書いておいてなんですが……。
自分自身、新たなピッチャーを買うときにここに書いたスペック見比べて「夫の手が入りそうだね」と見当がつくかなあと考えてみると、答えはノーとは言わないけれど……イエス! とも言えない……といった弱気なものとなったことを書き添えて、締めといたします。
皆様の麦茶ライフに幸あらんことを!
画像は《ポットに入った水とタンブラーのフリー素材 https://www.pakutaso.com/20180210046post-15211.html》
*1:持ち手付きなのに、なぜかボーっとしていたら取り落として床に直撃、底にヒビが入った