新型コロナウイルス第7波が世間をさわがせております。
そしてついに我が家にも波が到来! 自宅療養中です。
軽症の軽症だと思うのですが、かなりしんどいです。
まだ療養中の身で書くなよって感じではあるのですが、「これだけは注意して!」と伝えたいことがあるので、ブログを書きます。
- 定期的に処方されている薬がある人は、早めに相談を!
- パルスオキシメーターはできれば買っておきたい
- 備蓄備蓄備蓄!
- こ、これはわたしだけかもしれないが……ッ! カロナールデカすぎ問題!
- 保健所は機能しています
- 発熱外来はさながらチケット争奪戦!
- 窓の外を眺める時間が安らぐ……
定期的に処方されている薬がある人は、早めに相談を!
いちばん言いたいのはこれです。
とくに、「命に別状はないけれど、飲まないとQOLに大きく差しさわりがある」薬を処方されている方。たとえば、皮膚科の薬とか、抗不安剤、睡眠導入剤など。
そういったお薬を定期通院で処方してもらっている方は、次の通院で、「コロナ陽性、または濃厚接触者になったらどうするか」を相談してみてください。
電話、ネットなどの遠隔診療で処方箋を出します、みたいな対応があれば安心。
ない場合は、2週間に1回の通院で2週間分の薬をもらっているなら3週間分とか、多めに出してもらえないか相談してみてください。
病院によっては、「親族が保険証と診察券を持ってきたら処方OK」というところもありますが、別居の頼れる親族が近隣にいるとは限りません。
また、別居の親族に通院のことを話していないケースもあるかと思います。
保健所も遠隔診療の仲介はできなくはないらしいのですが、やはり混みあっているらしく……。
うちは、これで地味に困っています。
コロナ禍はじまって2年以上。すでに確認済の方も多いかと思いますが、定期的な通院とお薬処方がある方は、注意してみてください。
確認してあれば安心です。ただでさえ不安なコロナ療養、ゆっくり休みたいじゃないですか。
次からはほぼ蛇足。
パルスオキシメーターはできれば買っておきたい
なぜかというと、ふだんの酸素飽和値を知っておけるからです。
とはいえ、これは該当者があまりいないかなと思うのですが……。
我が家には、第1波か第2波のときに買ったパルスオキシメーターがあります。
買ったばかりのころは遊び半分でよく測っていました。
そこでわかったのが、夫の酸素飽和度が人よりちょっと低いこと。
ただ、酸素飽和度って「ちょっと」の差が大きいんです。
そして今。
その自前のパルスオキシメーターでいつも通りの数値を計測し、「HER-SYS」(保健所に体調を自己申告するシステム)に打ち込んだ夫には、「ずいぶん苦しいようですが」と、保健所から電話がかかってきています。
これ、「健康なときから値が低い」と知っていなかったら、すごく不安だったと思います。
いまはあまり聞きませんが、一時期、コロナといえば「ハッピー・ハイポキシア」=「幸せな低酸素症」といわれ、「酸素飽和値が下がっているのに苦痛を感じていない患者が多い」とされていましたから。
夫のような例はあまりないかと思いますが……。
患者が急増しているとはいえ、自治体からパルスオキシメーターが借りられないという話は聞きません。
5000円ぐらいなので、高いといえば高い……。
でも、あると何かと安心ですよという話。
うちはドリテック社のものを持っています。
備蓄備蓄備蓄!
自治体から支援食糧ももらえると思いますが、食べなれているものがあると安心します。
また、「普段使っている当たり前のもの」が切れてすぐに買いに行けないのも地味に困ります。たとえば洗剤。ボディソープ。ゴミ袋有料の自治体ではゴミ袋。
この時期は、隔離生活に備え、「いつもの」を早めに補充しておくことをおすすめします。
また、うちは夫が最初に発症、家庭内隔離を経てわたしも発症でした。
家庭内隔離のときにあってよかったな~と思ったのは、
1.ペーパータオル
患者とタオルを分けることのわずらわしさを回避。洗濯ものが減るのもありがたい。
2.持ち歩き出来る除菌スプレー
患者が触れたものにシュシュっと。気休めだったかもしれませんが、ルールがあるほうがお互い安心できました。
3.紙コップ
これは買えばよかったと心底後悔したもの。
うちは台所はいわゆる「清潔ゾーン」扱いで、夫は立ち入り禁止。
飲み物は500ミリリットルのペットボトルが中心でした。ただ、この季節、飲み残した場合は雑菌の繁殖が気になる!
うちはグラスをあまり持っていないこともあり、夫は「ペットボトルに口をなるべくつけない」手法で乗り切っていたようです。申し訳ない……。
4.500ミリリットルのペットボトルたくさん!
ネット通販もできますが、隔離の初期に麦茶10本、スポーツドリンク系10本あると気持ちが違います。
10本が無理なら各5本だけでも……。
5.のどぬ~るスプレー
ネットで「のどがすごく痛くなるので、コロナ療養におすすめ」と見かけて購入。わたしは使っていませんが、夫はずいぶん助けられたようです。
6.敷布団
これはうちだけかもですが……。
ずーっと客用の布団を買わなきゃね、いざというときの隔離のためにもと言い続けていた敷布団。
買っていなかったために、床で寝袋で寝るハメになりました。
ポチったマットレスが届くまでの3夜、けっこうキツかったです。
看病する側も健康第一です。
隔離のさいの寝床は確保しましょう……。
こ、これはわたしだけかもしれないが……ッ! カロナールデカすぎ問題!
解熱剤のカロナールも、もうひとつ喉の炎症抑えるお薬も、デカいんです。
また、カロナールと同じく「アセトアミノフェンが主成分」という市販薬のタイレノール。あれもめっちゃデカい。今回、はじめて箱から出してびっくりしました。
錠剤飲むのが苦手な人はお気を付けください。
わたしはどうしても飲み込めず、ゼリー飲料を「服薬ゼリー」代わりに使いつつ、服薬ゼリーとピルカッターをポチりました。
ちなみにカロナールは直径1センチあるよ!
保健所は機能しています
先ほども書いたように、夫は「HER-SYS」に打ち込んだ酸素飽和度の問題そのほかで、何回か保健所から電話連絡をもらっています。
「保健所から何の連絡もない!」という声も聞きますし、わたしに関しては目立った問題がないようで実際に連絡はありません。
でも、数値や自由記述欄で引っ掛かるところがあれば、ちゃんと連絡をくれます。
そこから本当にヤバいと判断されたときは、医療リソースの問題になるのでしょうが……。
発熱外来はさながらチケット争奪戦!
ご存じの方が多いと思いますが、喉の痛みや発熱がある場合の受診は、まずは病院に電話します。
電話したうえで、発熱外来を予約受診することになります。
発熱外来は、コロナ疑いのある患者をほかの患者とは時間を区切って診療しているもの。
で、東京都の場合(うちの地域だけかもですが)、この予約は当日のみの病院が多い!
要するに朝イチの申し込みなんです。
多くの病院が発熱外来を設置していますが、患者が3万人超えているいま、開始5~10分でその日の枠がいっぱいになってしまう模様。
当然、なかなか電話がつながりません。
むかしむかーし、プレイガイドに電話かけてライブチケットを取っていた時代を思い出しました。
行政のページで近隣の発熱外来を確認、病院のページで休診日や受付開始時間をチェックし、複数の候補をピックアップ。
たいてい受付開始は8時30分です。電話前に待機してかけまくることになります。
ただ、「うちは13時から翌日の予約を受け付けている」などの病院もあるので、あきらめないで……!
このあたり、地方により状況は違うかもしれません。
うちの近隣では、「かかりつけ患者だから、予約入れてもらえる」とかはありませんでした。
書いていて思ったのですが、これ、すでに発熱している患者さんにはかなり過酷な状況ですね。
あと、コロナ療養、意外と電話の音声通話する機会が多いです。
窓の外を眺める時間が安らぐ……
コロナ療養中、いちばん心安らぐのが、窓の外を眺める時間です。
この「心安らぐ」って、なんというか言葉だけの話じゃなくて、ほんとうにそのときだけ不安や肉体的な苦痛を忘れる感じ(ただし体温が38度切っているときのみ)なんです。
うちの窓からは木が見えるので、それをボーッと眺めています。
もしコロナにり患してしまったら、比較的体調がよいときに試してみてください。
ちょっとのつもりが、ずいぶん書いてしまいました。
デジタル機器を見るのはまだつらいことが多いので、もしこの記事に反応をいただいてもすぐに反応できないかもしれません。
早く具合がよくなって、みなさんのブログにも遊びに行きたい!
もはや誰がコロナにかかってもおかしくありません。
今回は「あー、ここまで患者が増えちゃうと、今までの対策でOKだったものがOKじゃなくなるんだな」と感じました。
肌感覚ですが。
だからといって、2020年4月のように、閉じこもってばかりはもはやいられないでしょう。
たとえばお子さんにとって「この夏」の意味は、大人とはまったく違います。
大人だって。
どうかどうか皆さん、お気をつけてこの夏を楽しんでください。
なんかほんと、「今、かかっていない人は逃げ切ってくれよ~~~」という気持ちでいっぱいです。
そして月並みですが、最後に医療従事者の皆さん、薬局の方(薬を届けてくれた……)、保健所の方、物流の方、ゴミ収集の方はじめエッセンシャルワーカーの皆さんにあらためて感謝いたします。
本当にありがたいです……。