6月下旬から、すでに日差しは殺人的!
最高気温は30度超えどころか群馬伊勢崎で40.1度!
どうかしてる今日この頃、声を大にしておすすめしたいのが、日傘。
とくに「男性の日傘」なのです。
まずは自分(女性)の体験談からはじめましょう。
「平凡ちゃんも日傘をさしなさいッ」。
20代のころ、帰省するたび母に言われたものです。
そのころはいまより気象が多少マイルドだったせいか、わたしも若かったせいか、はたまたその両方か、「日傘なんてうっとうしいよ~」と思っておりました。
当時の認識では、日傘=日焼けを防ぐもの=美容のためのもの。
で、30代に入ると、夏の最高気温がゴンゴン上がってきたせいか、わたしが衰えたせいか、はたまたその両方か、夏の徒歩移動がとってもハードになりました。
頭部に降り注ぐ陽光が熱すぎる! 加えて、道路の照り返しが目に刺さる!
頭はくらくら、目もまともに開けられないていたらく。
旅行に行っても楽しめません。
そこである日、遮光遮熱機能つきの日傘を取り入れたところ、信じられないぐらい移動がラクに。
真夏の信号待ちなどでついつい探してしまう建物の影。あれが常時、頭上に!
日傘とは、「持ち運ぶ日陰」なのです。
美容のためというより、「夏、太陽が出ている間の移動をギリギリ可能にしてくれる道具」と認識が変わりました。
帽子と違って頭部に密着しないので熱がこもらず、道路の照り返しもそこそこ防いでくれます。
ここでポイントなのが、遮光、できれば遮熱的な機能付きの日傘であること。
それまでは、「日傘はなんだかんだファッションでしょ~」と、布っぽいものを使っていたのですが、機能が付加されたものは断然涼しさが違います。
わたしは中年になってから、日傘の有用性に開眼しました。
で、真夏に夫婦で出かけると、日傘格差が生まれるわけです。
夫は、「日傘は女性のもの」という思い込みがあって自分が持つ発想はなく、帽子も苦手なのでバッテバテのバッテバテ。
ことさら暑かった日、「だまされたと思って使ってみなよ~」と、人気がない場所で日傘を手渡したところ、「えっ、何これ……!? ラク!」と夫はびっくり。
「コーティングしてある傘なら、本当に晴雨兼用だから*1。『やっぱり恥ずかしくて、日傘としては使えない』となったら、ふつうの折り畳み傘として使えばいいよ」とアドバイスしたところ、一本お買い上げ。
たしか夫が選んだのは、安価・高機能で知られる傘メーカー「Waterfront」の「銀行員の日傘」。
シルバーコーティングでUVカット99%、遮光率99%。裏面の黒地で熱も吸収してくれる優れもの。それでいて1650円。
収納時は長さ26.5センチとふつうサイズですが、展開すると幅が広めで102センチになるので、雨の日も使いやすいもよう。
ただ、ほんとう~に小さな折り畳み傘に比べたら大きめですし、重さも290グラム。
ネットでは一時期、モンベルの日傘が話題になっていましたね。こちらはアウトドアブランドだけあって200グラム。
いまは500円ぐらいの折り畳み傘でも、「UVカット」とうたうものがたくさんあります。
でも、使うならこういった遮光遮熱機能付きの「がっつり機能性日傘」を手に取ってみてください。安いものでよいので。
「ただの折り畳み傘」と、こういったコーティングが施されたものでは、まったく効果が違います。
どうせ片手がふさがるなら、効果が高いほうがいいじゃないですか*2。
夫は人目を気にするタイプなのですが、いまや、夏の日中外出に日傘を手放しません。
今年もすでに使い始めています。
「暑いのは男女ともに同じ! 日傘を女性だけのものと思うのはもったいない! 男性にも日傘をすすめたい!」。
ツイッターのタイムラインでもここ2年ほど、日傘を使い始める男性を目にすることが増えました。
わたしがフォローしているのは、同業者、または同年代の映画、アニメ、マンガ、ゲーム好きの人が中心で、彼らの多くは機能的なものを愛しています。
日傘は「夏の外出を乗り切る効果的なガジェット」として、男性の間でもジワジワと広まっているように感じます。
車移動中心だとそれほど使わないと思いますが、徒歩移動の機会が多い方には、男女を問わず(女性は言われるまでもないでしょうけれど)日傘、おすすめです。
人類みな、「持ち運ぶ日陰」を手に、この夏を乗り切りましょう!
ついでにいうとわたしは日傘に加え、ぜんぜん似合わないサングラスを取り入れたところ、夏の外出がさらにラクに。
あれはファッションではないのですね……。
画像は《宙に浮くカラフルなビニール傘のフリー素材 https://www.pakutaso.com/20210737182post-35538.html》
日傘画像は女性がさしているものしかなく、ブログの内容的にそれもちょっとなあ、と思いまして。