平凡

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わたしが保護猫カフェにハマる10の理由

はてなブログ10周年特別お題「私が◯◯にハマる10の理由

 

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雨降りそうだにゃんのフリー素材 https://www.pakutaso.com/20200221053post-25942.html

 

ここ10年――いや、正確にいうと5年ぐらいだが、ハマっているものといえば、保護猫カフェだ。

今回は、その10の魅力を綴っていこう。

 

1.猫がいる

そりゃいる。

しかも、かわいい子がいる。

何かの事情で保護されれば「保護猫」なので、特定の猫種の子もいれば、ミックス、つまるところ雑種もいる。

いろんな性格の子がいる。

気が強い、弱い、ひと好き、ちょっと苦手、ほかの猫が好き、嫌い。

いろいろいる。かわいい。

 

2.ドラマがある

猫がいるところに、ドラマあり。

モテモテのいかつい雄猫が、なぜか雌猫にすり寄られると目が泳ぐ非モテしぐさをかましたり、

兄弟姉妹で仲良くしたり、

ケンカをいつも仲裁に行く学級委員長っぽいキャラがいたり。

猫関係が発生する。

見ていて飽きない。

 

3.入れ替わりがある

里親をさがす「譲渡型保護猫カフェ」だと、メンツの入れ替わりがある。

子猫キッズが来たり、ほかの猫に当たりが強い猫が来たり、最初はおびえていた猫が慣れるとデロデロにひとに甘えたり、その都度さまざまなドラマが生まれる。

また、子猫だと思っていた猫が、さらにちいさな猫が来ると、おにいさん、おねえさんの顔をのぞかせたり、そういった変化も楽しい。

 

4.罪悪感がない

猫好きの相手をしたからといって、猫に得があるわけではない。

それと、店に通っていて言うのもなんだが、やはり猫は1~2匹、落ち着いた環境で暮らすことを好む生き物だと思う。

ふつうの猫カフェに行くと、「人間だけ楽しんで……サーセン」てな気分になる。

しかし、譲渡型保護猫カフェは、里親探しという名目がある。

猫を迎え入れる予定のない客にとっても、「我々が払うお金が、猫たちのカフェでの生活を支え、よりよき環境に行くための資金として使われる」と思うことができる。

どっちにしろ、「猫に得がある」ように思えるので、罪悪感がない。

 

5.客筋がよい

猫ならなんでもかわいい。猫ファースト。猫ちゃんの都合に合わせましょ。

そんな客が多いので、抱っこしたり、眠っている猫を起こしたりする客がいない。

「あわわわわ。猫ちゃんのストレスになっちゃうー!」と気をもむ必要がなく、ストレスフリー。

 

6.人間とのドラマがある

人間が、運命の猫と出会い、迎え入れる。

そこにもドラマがある。

「なぜか夫の膝にすぐに乗ってくれて、猫に興味がなかった夫もメロメロ」

「前飼っていた子に面差しが似ている」

「とにかく惚れた」

などなど、迎え入れるに足る理由があり、プライバシーに問題がなければ、

店側がブログなどで発信することがある。

「えっ、あの子が膝に来てぺろぺろ!? 他の人間にはしなかったよね。

そりゃ運命だよねえ」

など、一客として、しみじみする。

それもまたおもしろし。

 

7.ルールがある

利用する猫カフェを選ぶときの二大条件は、以下。

1.抱っこ禁止(すごく人懐っこい猫でも、拘束される抱っこは嫌がるもの。しかも、不特定多数とあればなおさらだ。抱っこは飼っている人の特権だと思ったほうがいい)

2.オヤツを常時販売していないこと(オヤツで猫を釣れるのは客にとってうれしいが、猫の健康は?)

保護猫カフェだと、このふたつを満たしているところが多い。

 

8.(里親希望者にとって)猫の自然な姿を見られる

催事場などに猫を連れてきて行う譲渡会では、大人の猫は、たいてい恐怖で身をすくめている。また、保護している人のところへ「お見合い」に行く形でも、人見知りする猫が固まってしまう。

保護猫カフェなら、「いつも猫たちが生活している場」へ人間がやってくる形となるので、より自然な猫たちの姿を見ることができる。

 

9.(里親希望者にとって)人柄を見てもらえる

保護猫を迎えたいと思っても、保護団体の機械的な審査だとハネられてしまう属性、というものがある。とくに独身男性。

店にもよるが、保護猫カフェだと、属性だけで判断しないところが多い。

猫を幸せにしてくれそうかどうかをしっかりと見てもらえる。

 

10.「その先」を見られる

里親さんによっては、譲渡したあとの猫の様子をSNSで発信してくれることもある。

店では見せなかった顔、ポーズを見せて、安心しきって暮らしている猫たちを見られるのは至福だ。

ボス猫っぽい顔をしていた子も、ちいさな子たちのめんどうを見て、おにいさん、おねえさん然としていた猫も、でろんでろんの甘えた顔になる。

ああ、この子たちがしあわせになってよかった、と思える。

惚れこんで猫を迎えた里親さんたちもしあわせそうだ。

店に通うことで、こういったしあわせな猫、人間が増えるなら、こんなにうれしいことはない。

 

以上が、猫狂いが保護猫カフェにハマっている理由だ。

 

都内に増えている保護猫カフェは、保護とかなんとか考えず、気楽に楽しく通える雰囲気の店がほとんどだ。

ただ、ちいさな個人店が多いので、いずれもクセは出る。

 

たとえば、猫たちの安全に対し、何にどれぐらい気を付けているかもそれぞれだ。

猫の誤飲にめちゃくちゃ気を付けていて、おもちゃはレーザーポインター型のみ、みたいなお店もある。

わたしが通っている店は、その辺はわりにざっくりしている。

「ここは合わないな」と思ったら、ほかの評判よさげなところを当たってほしい。

猫好きなら、きっと満足できる店が見つかるはずだ。