結婚式・披露宴は小さく、と決めた私たち。
では、友達はどうする? という話に。
双方、友達は本当に少ない。
幼なじみ、職場で親しくなった人など、知り合った経緯もバラバラ。
私たちがホストに徹するとしたら、みんなの合間は取りもてない。
ということで、招待者は親兄弟のみに。
この段階で、両家の親に、「この規模の結婚式でよいか」と確認を取る。
幸い、両家とも親戚づきあいに熱心ではないので、
むしろ喜んでもらえた。
親兄弟だけなれば、海外挙式はどうか。
夫も私もそれぞれに海外挙式に列席したことがあり、よい印象をもっていた。
が、親ももう若くはないし、
列席者に小さな子どももいるので、これも却下。
そうこうするうち、
結婚式の形は、自然と神前式に決まった。
私たちは、無宗教を自称するけれど、なんとなく、八百万の神は信じている。
初詣に行けば墓参りもする。
教会式や人前式もあるけれど、
どうせ挙式をするなら、神社という馴染みがある場所でやりたいと思った。
たとえ神前式に歴史はないとわかっていても、である。
もうひとつは、ずっとなくならない施設で挙式をしたかったというのもある。
神社はめったなことでは廃れないだろう。
折にふれてふたりで気軽に訪れたり、
もし子どもを授かったら、一緒にお参りすることもできる。
では、どこで挙式するのか?
いよいよ、挙式計画が具体的になってきた。