「時間は一方向に進んでいて、不可逆なものである」。 当たり前すぎるほど当たり前のことが、理解できていなかった。 それほどに、若いというより幼かった。 「もう、この夕日も見られへんのやなあ」 自転車を止めて、兄が言った。 兄とわたしの視線の先、 …
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