「神社で結婚すること」とは直接関係ない話になるが、
今日は、式後の食事会の計画を立てた話。
式後の食事会をどこで行うかは、かなり迷った。
というのも、我々は挙式数カ月前に、都内の日本料理店で「両家顔合わせ」をする。
挙式後の食事会を和食にすると、顔合わせの再来という感じになるのでは? と懸念したのだ。
これは、家族のみの挙式ならではの悩みかもしれない。
(顔合わせのときの話や店名はこちらのエントリーに)
和食以外にすればよいのだが、我々の親はそれなりの年齢だ。
フレンチだと特別感はあるが、重い。
最近のフレンチは軽いものもあるが、好みからいって、あまり喜ばれないだろう。
イタリアンだと、高級店でも「カジュアル」と感じる可能性が高い。
また、参列者に小さな子どもがいるので、気兼ねなく過ごせる個室がマスト。
顔合わせのとき、小さな子どもの親は、あれほど気を使うのか、と驚いた。
「お宮参りの後に使われるお客様もいらっしゃいますし、お子さん歓迎ですよ」と言ってくれた店を選んで、
さらに個室で、心底よかったと思った。
どうせなら、みんなに食事を楽しんでほしいし、何より小さな子どもがいると、それだけでみんな笑顔になる。
参列してもらえるのはとてもありがたいので、このあたりは大切だ。
代々木八幡宮の周りには、個人経営のすてきなフレンチやイタリアンの店がたくさんあり、問い合わせもしたが、
上記を考えて、選択肢から外れていった。
私たちも含め、人数は10名。
貸し切りにするには少なく、小さな店の個室だと収まりきらない数でもあった。
代々木八幡からは、新宿の高層ビル街やホテルが近い。
ホテル、高層ビル街の和食の店もまわったが、
10名だとパーテーションで区切られた個室であまりに雰囲気がない、
高層ビルの上階にあり風景だけで「わっ」と喜んでもらえそうだけれど、
味の評判がかんばしくない……など、ピンとくる場所がなかった。
ホテルなどのレストランでは、
アイドリングタイム(ランチとディナーの間)に足を運び、理由を話すと、個室を見学させてもらえた。
また、個室についての説明や、コース料金についての話は聞くことができた。
なるべく行く前に電話をしたが、いきなりでも対応してもらうことができた。
いろいろ回るうち、
「部屋だけでも特別な雰囲気があれば、顔合わせとの違いも出せて、
挙式後の食事会らしくなるのでは?」と考え、
某ホテルの中華料理に白羽の矢が立った。
その中華料理店は、昔、フレンチレストランだった。
その時代のままで残り、フレンチテイストからシノワズリ風のインテリアにスライドした個室が1室ある。
調度品に重厚感があり、わずかに庭も見えて、我々の求める特別感があった。
以前、私は所用でその部屋を見たことがあり、提案したところ、夫も気に入り、採用となった。
中華料理なら、両家の両親も口馴染みがある。
代々木八幡宮からタクシーで30分ほど移動は必要になるが、どうせ移動するのだから許容範囲、と考えた。
個室代はたしか5000円程度だが、利用方法によって無料になったような……気がする。
ちなみに、目当てのレストランがホテルにあるため、最初はブライダルフェアに足を運んだ。
ミニ披露宴のようなものをすすめられた我々が、
「BGMとかいらないんです」「あのレストランのあの部屋がいいんですよー」と言っているうち、
プランナーさんが、「それはレストランへ直接案件ですね」と誘導してくれた。
家族で食事のみを考えているときは、直接レストランへ当たったほうがよいのだった。
その流れで、ちょうどアイドリングタイムだったレストランに見学に行き、予約。
挙式1カ月ほど前にもう一度訪れて、メニューの打ち合わせをした。
打ち合わせといっても、既存のメニューをベースに、北京ダックを付けたり、
家族が苦手なものを抜いてもらう程度だったが。
最初の見学から打ち合わせ、電話対応、そして当日まで、対応はさすがホテルで安心感があり、
ここを選んでよかったと思った。
ほか、挙式後の食事会にまつわる雑事としては、タクシーの手配と更衣の確認があった。
ホテルへの移動については、大型のタクシー(エルグランドなど)を手配すれば、
1家族1台で行けるとわかった。
私たちが利用を考えたタクシー会社は、予約受付は利用1カ月前。
きっかり1カ月前に予約をし、2台押さえた。
更衣というのは、着物で参列する人が、洋服に着替えができるかどうか。
ホテルの中に、誰でも使える更衣室があったので、ここも解決。
脱いだ着物も、フロントで発送できる。
食事会手配は、そんなこんなで完了した。